【札幌市交通局 交通資料館】


  社会教育に役立てるため、昭和50年2月に開館しました。
  しかし、平成29年秋より、地下鉄の安全運行を確保するため
  地下鉄高架部(橋脚)補修工事に伴い、交通資料館を全面休
  館しております。

  今までの資料館情報
  ● 開館日  / 5月〜9月の土、日曜、祝日、他に小学校
     の夏休みに開館。


     令和6年5月1日(水曜) リニューアルする予定です。

  最初、札幌で最初に走行した路面電車ですが、海外からの調達が
  戦時中ということもあり、名古屋電鉄から譲渡されたものでした。
  下記の交通資料館祭りのところで、ご覧ください。

  ● 開館時間 / 10時〜16時

    リニューアルすると営業時間も変わります。
    午前9時30分より午後4時30分まで

  ● 入場料  / 無   料

  ● 場 所  / 札幌市南区真駒内東町1丁目
           (地下鉄南北線自衛隊前駅南側)
           交通事業振興公社 tel 011−896−2798

  ● 展示内容/電車10両、地下鉄7両、バス等6両、
         部品等 約1000点


 右上の10形木造単車22号は、1901年(明治34年)に製造され1907年(明治40年)まで
 名古屋市内で運行されたものです。(名古屋電気鉄道)
 札幌では1916年(大正5年)に電気軌道を経営させ、当時、北海道博覧会開催に向け、
 運行させたかったのですが、一カ月前になっても単線しかできず、とても複線にできる状態
 ではありませんでした。車両も戦乱の中、輸入のため海上輸送させるのも当時危険であり
 この名古屋電気鉄道から車両を譲渡することになりました。

 その後、札幌電気軌道が同車両を購入し1918年(大正7年)に路面電車として使用開始
 しました。さらに札幌市営となり1936年(昭和11年)まで使用されてきました。


 そして、今、名古屋鉄道と明治村では、札幌の交通資料館に保存されているこの
 10形、
22号車両明治村開村50周年、名鉄創業120周年
に合わせ、里帰りプロジェクト
  を決行しました。
 
 第一段階として、2013年(平成25年)12月2日に札幌市から陸送された22号は苫小牧港
 からフェリーで名古屋港に海路(太平洋フェリー)を使用して到着し、第二段階として、同車
 両を整備及び、当時の車両色の茶色にしました。

 2014年(平成26年)5月下旬より名古屋の明治村/博物館で展示・一般公開を開始

  

 この10形22号車両戻ってくるのは、資料館がリニューアルされる開館予定2024年(令和6
 年)の前で、2023年(令和5年)に予定されているとのこと。資料館のリニューアルされる前に
 戻ってくるようです。保存状態はどうなるのでしょう。そのまま、戻ってくるのか、札幌の展示色
 の黄色なのか、気になるところです。
 

  






  室内展示 :

   市営交通年表、路線変更図、当時の写真、私も着用していた制服、交通機関の系統版、用具、レール
    架線、車両の部品等、馬鉄、電車、地下鉄などの模型、札幌市内交通機関の歴史のある各乗車券等
    その他各資料が、たくさん展示しています。

    平成24年7月に訪れた際、路面電車の運転台による模型が動く展示物がなくなり、地下鉄の運転台が展示されていました。

    路面電車の運転台付模型展示物             地下鉄前面と運転台展示物
           

   ササラ電車の取り付け前の竹   電車の架線に取付ける器具    路面電車から地下鉄の模型
          

区分   車 両 の 種 類    形 式   車 号  定員 製造年








木造2軸電動客車 10 22  26 明治34年
半鋼製2軸ボギー電動客車  600 601  90 昭和24年
鋼製2軸ボギー電動客車 320 321  95    32年
鋼製2軸ボギー電動客車   TC1 100    36年
鋼製2軸ボギー電動客車 D1040 D1041  90    39年
鋼製2連連接電動客車 A800 A801,2 144    38年


ブルーム式2軸電動車   雪   8   3    26年
ブラウ式2軸電動除雪車   雪  11   3    33年
ブルーム式2軸内燃除雪車   雪 DSB1   3    36年
   ゴンドラ(ロープウェイ)         8    33年






ボンネット型バス        62 昭和30年
リヤエンジン型バス 観光用 すずかけ  57    34年
マイクロ型バス        27    38年
赤バス ひ87 41 62年
青バス(低床車) い94 平成6年

レッカー車 起重機付      2   昭和28年
タイヤドーザー 除雪車      2    30年




高速電車第3次試験車    はるにれ      40年
高速電車第4次試験車     すずかけ      42年
案内軌条式鉄道車両    1001,2      45年
高速電車試験除雪車 ブルーム式          41年
高速電車試験除雪車 真空式          44年

屋外展示 :
  屋外では、その昔、活躍した最初に走った
  電車、連接車、現在も走っている親子電車
  M101の相方や旧式除雪車、各形式のバ
  ス、特殊工作車などがあります。


  また、地下鉄建設時の特殊車両や地下鉄第1
  号、藻岩山ロープウェイの最初のゴンドラなど
  も展示しています。


  さらに、2007年に訪れた際は、市営バ
  ス廃止となった赤バス、青バスもありました。



 電化されていない路線を走った車両
 ディーゼルカー車両
  D1041        除雪車 DSB1
      
 

  600型        mc1と連接していた ブラウ式(片羽式)除雪車  地下鉄 試験車両 はるにれ
           

  マイクロバス、       ボンネットバス       赤バス           青バス
        

 交通資料館まつり   

  2014年度 7月26日(土) 10:00から16:00まで

  市営交通関連の廃車両部品の販売や地下鉄1000形車内開放、謎解きトレジャーハンティング、
  露店、ふわふわバスなど。

  一番最初に走った木造単車22号を展示していましたが、 現在、上記の明治村の開村50周年
  記念のため、譲り受けた名古屋に貸し出しをしており、明治村に展示しているためありません。

  今回、22号単車貸し出しということで、貸出案内(メインページ)と小学生が路面電車や地下
  鉄を描いた絵を展示していました。

    

 建物完成後、交通資料館のリニューアルオープンについては、令和6年の新資料館開業以降を予定
 となります。
 イメージは、右イラストのようになり、1階が資料館に、2階は乗務員の待機場所になる予定です。
 
 リニューアルされる資料館情報は、下記のとおりです。
 
 
 

 
 
 

  平成26年11月に貸し出しをした22号車を展示している明治村へ訪問してきました。
  このページ右上の写真の車両が整備され、黄色の車体から当時の車体に復元され、
  下の写真のようになりました。車両、展示スペースとも整備され驚きでした。

   

   

 2020年3月を過ぎていますが、資料館には現在、明治村に確認しましたが、戻って
 いませんでした。 コロナのせいか、車両を整備前の黄色状態にしたり、船に乗せて
 返還する資金がないためなのでしょうか。展示するため、整備のほか、車体の塗装も
 黄色から茶色にして展示にお金がかかっています。そのまま、戻してもらってもいいと
 思いますが。現在、協議中とのことで、決定したらホームページに掲載するとのことで
 した。
  2021年3月8日現在

 明治村については  のページで


 現在では、毎年 資料館まつりとして、イベントを行っています。

 下記の内容は、2009年度内容

 日時 : 2009年7月18日(土)

 @  鉄道模型運動会 : 自分で模型を走らせます。 
                  (10時に入場入口で先着60名まで)
 A  カードの作成、フェイスペインティング、制服撮影、迷路などあります

 B  縁日と飲食店

 C  販売コーナー : オリジナルグッズ等

 D  車両部品販売
    これら売上金は(財)北海道盲導犬協会に寄付するそうです。
    ※10:00〜12:00頃には盲導犬も来ます。

 E  交通資料館まつりスタンプラリー
    また、展示場内に設置されたスタンプを全部集めた参加者の方に
    記念品をプレゼント。(先着800名)

 F  さらに交通資料館まつり記念オリジナル共通ウィズユーカード
    とイベントグッズ(缶バッチ、マグネットセット)発売


  その他にステージプログラム

   シンケンジャーショー (1回目:11:30  2回目:14:30)
   大道芸人 クマさん   (1回目:10:30  2回目:13:30)


   詳細は、イベントのページ