【車 両 の 紹 介】



  1100形単車 タ イプの低床車 シリウス

  4年ぶりの 新型で車両はアルナ車両で、伊予鉄道と同じ5000系のLRTが 2018年10月
  より運行を開始されました。 ポラリスより一回り小さいが 60名の乗車人員になります。
  将来、9両まで増やす予定で、A1200 型の生産に時間がかかることから、単車を起用
  し新車導入を急いだ経緯があります。A1200形では1箇所であった車椅子スペースを2箇
  所に増やし、通路幅は約1.2 mと同市交通局の車両で最も広く、座席は全てロングシートで、
  統一しています。


  車両仕様  長さ12.5m×幅2.3m×高さ3.8m 定員 60名(座席数24席) 室内幅 120cm




 
海外に似たような車両
  フランス中央部にトゥールという都市があります。ここで、2013年8月に開通しました。
  車両がそっくりですが、こちらの車両は架空単線方式/APS(路面給電)方式2種類
  で運行しており、ビューゲルを降ろし走行する区間があります。

  1系統で営業キロが14.8q、停留所数29箇所、直流750Vですが唯一違うのが軌間
  札幌市では1075oですが、トゥールでは1435oと広軌となっています。車両編成は
  21編成あります。






   札幌市路面電車 低床車 ポラリス

  2014年5月3編成体制

   2013年5月3日にお披露目、5月5日より運行開始したポラリスも2014年4月30日に
  1編成、2014年5月14日に1編成と、合計3編成になりました。
  さらに、2013年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞し、
  新たな進展を遂げています。


   やっと、乗車することが出来ました。平成25年12月16日 西4丁目からすすきのまで
 
1周しました。
  というのも、乗車時は混雑していて撮影する状態ではなく、このまま、終点のすすきのまで
  行って、乗客が降りた際に撮影するのがいいと、45分ほど乗車していました。カーブや速
  度を出しているときなどは全然、揺れが気になりませんでしたが、低床車のせい
  か、冬のせいか、一部直線での横揺れ、亘り線の音が気になりました。
 (冬のポラリス)


  
   
 
 
    車内は明るく、ループの手すりや2段の液晶画面、連接部分にも液晶画面があ
  り、
2段の上方は、駅名など下段などはポラリスの製造や輸送状況などを上映
  し案内向上を図っていました。

    席配列は、運転席付近が前方、後方向きに連結付近は横向きと従来どおりと
  なっています。さらに傘の貸出を終了しており、そのスペース?なのか、いろ
  いろなイベントはがき、ロープウエーの割引券、交通運営の状況のリフレート
  がありました。


    バスと違うところはICカードを乗車時に通常、かざすのですが電車ではあり
  ません。これは、どこから乗車しても料金は統一料金170円のためと、地下鉄
  の乗り継ぎ駅の条件も同様なためだと
思います。
   また、
料金箱では1,000円の両替とICカードへのチャージができます。
  ただ、1,000円単位なので、それ以上はご遠慮ください。とありますが…
  券売機まで行かない方は、閑散時間帯の終点で乗務員さんに聞いて2回、3回
  のチャージをお願いしてみてはどうでしょうか… 

  また、上記のループ化については、将来の札幌路面電車
  



   
白と黒のツートンカラーで、定員は、現行よりプラス9人の71人となりました。
  全長17mで、現在の車両より50cm床が低く乗降口で段差が35cm
になって
  おり、高齢者、身障者の方でも乗車しやすくなっています。
  1両の価格が2億6千万円ほどになっていますが、古い昭和33年の車両から
  入れ替えていく予定です。
  令和3年現在 在籍34両とA1200型3編成とササラ電車4両です。


     A1200形 (3車体連接・2台車)
 3編成
   設計速度/営業速度 : 60q/h / 40q/h
   車両寸法  長さ : 16.98m
           幅  :  2.3m
           高さ : 3.8m
           重量 : 23.3t
   乗車人員       :  71名(座席27名)
   ブレーキ       : 電気指令式電磁直通ブレーキ
                 回生/発電・保安・耐雪・デットマンブレーキ付
   台 車        : 2軸ボルスタレス台車
   主電動機      : 三相かご形誘導電動機 85kw×2
   冷房装置      : ユニットクーラー 14.5kw×2
   その他         : ドライブレコーダー
 
 三相誘導電動機、TDK6408-C形 85kW×2 車体装架式 直流600V



3301,3302 ,3303型

  旧334型の車両1両が98年4月に8500型をベースに車体更新され3301型になりましたが
  99年3月に旧333型を前回の3300型の一部を改良して3302型になり、99年12月に
  335型を3303型となりました。これからも331,332型やM101型も予定されています。
  左のイメージが車体更新前の335型と3302型で、99/12月右のように車体更新されました。
  主な変更点は、外形、方向幕、制御機器の配置、ビューゲル、運転席の位置
  バスや地下鉄でおなじみの停留場名表示器、乗降口の広さ、大きな窓(熱吸収ガラス)、
  及び断熱材の採用、LEDバックストップランプ、乗降表示灯などです。
  3301型からの改良として、客席両サイド窓の上部開口部が押し開けから横スライド式に
  なり、同じく3301型もこの機会に変更されました。また、乗降部手すりが地下鉄と同じ手すりに
  なったり、停留所名表示器が右端から中央になりました。 
            
               

  仕 様 :  定  員    62人(座席32人 立席30人)    自  重   18t
          寸  法    長  13.00m  巾  2.23m  高  3.80m パンタ折りたたみ時
          出  力    40Kw×2     牽引力980Kg  速  度  29Km/h

  現在、札幌の路面電車は30両(7形式)とササラ電車4両(除雪車)があります。  

   * 最近、広告電車が多いので、以前の塗装で紹介しています。 


 車両紹介  

M100型 : 車両数 1両 番号 M101(2021年10月引退 資料館へ移動、
         親子電車Tc1の相方がある場所へ)
  定員 96名(座席22名) 製造年 昭和36年 全長 12m 自重 13.8t 
  Tc1型と連結し親子電車として登場しましたが、昭和45年単独運行となり
  Tc1型は、交通資料館に保存展示されています

 210型 : 車両数  4両 番号 211,212,213,214
  定員 100名(座席28名) 製造年 昭和33年 全長12.5m 自重 14.4t
  札幌で製造された道産車両で、仕様は220・240形とまったく同じですが
  製造年月の違いから型式番号が変わっています

 
 220型 : 車両数  2両 番号 221,222
  定員 100名(座席28名) 製造年 昭和34年 全長12.5m 自重 14.4t
  札幌で製造された道産車両で、仕様は210・240形とまったく同じですが
  製造年月の違いから型式番号が変わっていて、210,220形までは台車の
  ジャーナルにメタルを使用しています
         
 240型 : 車両数  6両 番号 241,243,244,246,247,248
  定員 100名(座席28名) 製造年 昭和35年 全長12.5m 自重 14.4t
  札幌で製造された道産車両で、仕様は210・220形とまったく同じですが
  製造年月の違いから型式番号が変わっていて、台車のジャーナルがローラー
  ペアリングに、制御器に間接非自動制御装置に変更、一部折りたたみ席の採用
  しました
 250型 : 車両数  5両 番号 251,252,253,254,255
  定員 110名(座席28名) 製造年 昭和36年 全長13.1m 自重 14.5t
  札幌で製造された道産車両で、札幌市電初の500形の電気部品を流用して
  生まれた車両です

 
 
 3300型 : 車両数  5両 番号 331,332,333,334,335
        H10年(334→3301、333→3302、332→3303),H11年(335→3304)
        H12年(331→3305)
  定員 100名(座席32名) 製造年 昭和33年 全長12.5m 自重 13.5t
  本州の日立製作所で作成された車両で、車輪径が50mm低く低床になっていて
  主電動機も約10%UP、8500型が導入されるまで、性能、乗り心地、車体構造
  上、最も優れていた車両です。
 8500型 : 車両数  6両 番号 8501,8502,8511,8512,8521,8522
  定員 100名(座席34名) 製造年 昭和60,62,63年 全長13m 自重18t
  本州の川崎重工で作成された車両で、VVVFインバーター制御により三相籠型
  電動機を駆動させる最新式で、電力回生制動を使用する省エネ形高性能車、
  外形も前面の広幅窓と側面三角窓を組合せ視界やデザインが良くなっています
 雪 形 : 車両数  現在4両 番号 雪1,雪2,雪3,雪11
  定員  3名     製造年 昭和24年 全長7.8m 自重 11t
  走行用モーター出力::50馬力 / ブラシ用モーター出力 : :23馬力
  ブラシの回転数 : :毎分255回転 
  ササラ : 竹の先が約200本で、1本の木台に50束の取付し8本の木台に取付
         前400束、後400束 1年間の消費が約7,000から8,000束 


 ササラ電車

     雪11 : ササラ電車の老朽化が進んでいるため、98年2月下旬に1両が事業所に搬入され
         ました。1両(約六千万円)車両前後の回転式ドラムに取り付けられたササラと呼ば
         れる細かい竹の束で雪を掃く除雪方法は同じですが、回転方法をチェーン式から油
         圧方式に変更しました。




ササラ電車仕様抜粋

  高さ(パンダ折りたたみ時)   :  3820mm
  全 長                :  7816mm
  車 幅                :  2000mm
  ブルーム装置            :  2230mm
  自 重                :  14.5t
  電動機                :  37.3Kw×2

  車輪径830mm(現行787mm)に変更、
  これは除雪装置の艤装スペース確保のためで、
  軸距も1600mm(現行1524mm)に拡大し、
  走行安定が向上したということです。
  ササラ回転径は600mmで、ブルーム装置は
  左右最大、284mm動き、方向も変えられる
  ほか、積雪時に自動車等に踏みつけられレール
  上面に付着した氷を削ることができる装置、
  アイスカッター(円盤に刃か付いた物が約400rpm
  で回転)も新たに付いています。


  新ササラ11号の本格的稼働で旧ササラ4号を廃車となったもので
  右の画像が部品等を外した雪4号です。2016年貸切電車予約で
  ある会社から電車案内依頼を受け、電車事業所の車庫裏を回った
  際には、ありませんでした。