【 将 来のさっぽろ路 面 電 車 】




 (札幌までは2030年までに前倒しで開業予定)

  イメージ図と位置図          東側改札口外には、路面電車が
  
     
  新駅の2階へストレートに路面電車が入る構想で日本初となります。開業は2025年の予定です。

  広島の路面電車は広島電鉄ということで民間の会社で運営しています。よって、地方公共団体と
  違い、柔軟な方法を取ることが今回、駅を2階へ路面電車を入れることができるのでしょうか。

   



路線ループ化について

  
2015年12月20日よりループ化の運行が開始しました。
  停留所設置については、やはり、西4丁目がある南1条線は
 道路幅が狭いので両方向の停留所を設置できないため、すす
 きの方向から来た停留所を駅前通りに設置しました。延長する
 400mは、正確に言えば延伸ではなく、復活となります。という
 のも開業当時大正7年から札幌駅から中島公園、昭和2年交通
 局となり、札幌駅から中島公園交番前まで路線がありました。
 
 
始発終点停留所は、今まで西4丁目、すすきのでしたが、ルー
 プ化により、電車事業所を出たところにある中央図書館前にな
 ります。

  始発 : 外回り(前 すすきの発)
        中央図書館前発 6:01(-7分)になるため  
        すすきの発が6:33(-1分)になります。
  始発 : 内回り(前 西4丁目発)
        中央図書館前発 6:05(-4分)になるため  
        西4丁目発が6:35(-1分)になります。

  
終発 : 外回り(前 すすきの発)
        中央図書館前発 22:52(+7分)になるため  
        すすきの発が23:25(+7分)になります。
  終発 : 内回り(前 西4丁目発)
        中央図書館前発 22:53(+1分)になるため  
        西4丁目発が23:25(+15分)になります。


 路線の移り変わりは路線の歴史のページ

  
2015年12月20日 いよいよループ化営業

  西4丁目とすすきの間の中間にできた狸小路停留所です。フードになっているほか、
 車道側はガラス張りで、安全性や雪、雨風を防げるようになっています。

    
 
    
  

  下記のように西4丁目、すすきの間をいままでの道路中央電停方式から、歩道寄りの
 車道1車線を使用し走行する(サイドリザベーション)方式を取ります。歩道から路面電車
 に乗車できますが、今までと違う危険もあり、自動車等の誤進入防止と歩行者の乱横断
 防止対策として、軌道敷部分をカラー舗装をしたり、開業後、しばらくガードマンを配置し
 ます。また、雪対策として、ロードヒーティングを設置しましたが大雪、寒さに対応するの
 でしょうか。 (右写真)
  今後の課題として、電車の外側を自転車、そして、自動車が走行し分離帯がある状態
 になり、電車と自動車の間を自転車が走行することになり、死角になったり、急に飛び出
 し衝突の恐れがあるということです。電車は、自動車より、死角も停止制動距離も大きい
 ので注意が必要です。
 


  
 
  
西4丁目停留所(西8丁目方向)       西4丁目停留所(すすきの方向)
     

   
 
  西4丁目停留所(西8丁目方向正面)    西4丁目停留所(西8丁目方向後方)
      

   
 
  
西4丁目カーブ(すすきの方向)       西4丁目カーブ(西8丁目方向)
     



 将来 検討したい路線

    1.公共施設、病院、大型店、観光施設へのアクセス向上 

   2.通勤を考慮した朝夕のアクセス向上

   3.パークアイランドを目的とした終点に大型公共施設、
     大型店を結び、遠、中距離からの車の収容



  A 市街地から東方面(苗穂地区)に考えたもので、
    西4丁目から駅前通を北上、駅前まで行ったのち
    道庁前の北3条通を東へ、途中のJR札幌病院、
    サッポロファクトリ、札幌厚生病院を通りを抜け苗
    穂駅へ、そこから12号線を通り南へ、最終的に
    コンベンションセンターへアクセス。
     これは、上記の1,2,3を意識したもの。
    3については、苗穂駅(275号線)及びコンベンシ
    ョンセンター(12号線)の駐車場を整備して、他都
    市からくる車に駐車してもらい都心にアクセス。
    平日は、通勤用として同じように駐車後、都心へ
    アクセス。ただ、どちらも利用、契約方法に工夫が
    必要だと思います。


  B 西15丁目からの北方面(桑園地区)に考えたも
    ので、Aと同様、札幌市立病院、桑園駅、商業施
    設、また、中央卸売市場や札幌競馬場にアクセス
    し、この2ヵ所で駐車所整備をして、452号線(石
    山通)、124号線(北1条宮の沢線)の交差する部
    分に駐車場を整備をして他都市の車に駐車しても
    らい、都心へアクセス。平日は、通勤用として同じ
    ように駐車後、都心へアクセス。
    ただ、どちらも利用、契約方法に工夫が必要だと
    思います。

  

  都心では、車が多くて渋滞だけではなく、大型店の駐車場に入れるため並び、そこへ通過したい車も一緒になるところあり、
 信号3区間以上も列をなしたり、1方向だけでなく、2方向、3方向と並び、生活車が、右左折できない状態のところもあります。
 東京のように規制をするべきでしょうか。そのためには、整備も急務だと思います。



最近の新型車両



   1100形 単車 低床車 (シリウス)
   車両はアルナ車両で、伊予鉄道と同形の5000系LRTが2018年10月
   から運行開始。
   

    車両仕様  長さ12.5m×幅2.3m×高さ3.8m 
           定員 60名(座席数24席) 室内幅 120cm

    一番、残念なのが、試験車両を使用しなかったこと、確かにデザインは斬新ですが
    機能的に最新技術の架線いらずの走行車両ではなかったです。


  他メーカーで、平成19年の11月、12月、札幌市に試験車両として
  搬入された単車でJR総研のハイトラム、 (2008年3月末試験終了) 


   蓄電池の種類は違うものの、充電後、架線なしで10kmほどの走行が可能で
  あるとのことですが、5分間ほどの充電時間が必要で、現実的に路線延長時に
  架線なしで考えてみると。


  @ ループになっため、停留所充電大きな問題となった。
  A 運行距離制限や在籍車両との問題が出てくる
  B 通常の点検の他にバッテリー交換、メンテナンスの問題が出てくる
  C 車両の車輪カバーに雪の巻き込み、路面凍上で路面と接触する恐れが有る。


  

札幌市路面電車 低床車 ポラリス

   やっと、乗車することが出来ました。平成25年12月16日 西4丁目からすすきのまで
 1
周しました。というのも、乗車時は混雑していて撮影する状態ではなく、このまま、終点の
 すすきのまで行って、乗客が降りた際に撮影するのがいいと、45分ほど乗車していました。
 カーブや速度を出しているときなどは、全然、揺れが気になりませんでしたが、低
 床車のせいか、冬のせいか、一部直線での横揺れ、亘り線の音が気になりました。
 (冬のポラリス)

  
   


   車内は明るく、ループの手すりや2段の液晶画面、連接部分にも液晶画面があり
 
2段の上方は、駅名など下段などはポラリスの製造や輸送状況などを上映し案内向
 上を図っていました。
席配列は運転席付近が前方、後方向きに連結付近は横向きと
 従来どおりとなっています。さらに傘の貸出を終了しており、そのスペース?なの
 か、いろいろなイベントはがき、ロープウエーの割引券、交通運営の状況のリフレ
 ートがありました。


  バスと違うところはICカードを乗車時に通常、かざすのですが電車ではありません
 これは、どこから乗車しても料金は統一料金200円で、地下鉄の乗り継ぎ駅の条
 件も乗継場所、反対の地下鉄からの乗継場所が決定しているので、
そのまま、地下
 鉄へ初乗りを超える場合、その駅の改札出口前の精算機で清算します。また、
料金
 箱では1,000円の両替とICカードへのチャージができます。ただ、1,000
 円単位なので、それ以上はご遠慮くださいとありますが…
  

  上記については、車両紹介のページでも紹介しています


今までの歴史


  2013年5月5日運行開始

  札幌市は、2013年5月3日に西4丁目電停でお披露目、翌日の5月4日に
 は身障者及び福祉施設職員の40名弱が参加し、バリアフリー設計と、30分
 ほどの試乗を体験しました。翌
5日より西4丁目発及びすすきの発を1日に各
 3便運行するとのことです。 2014年5月、3編成となり、見る機会も乗車す
 機会も増えました。

 白と黒のツートンカラーで、定員は、現行よりプラス9人の71人となりました。
 全長17mで、現在の車両より35cm床が低いものです。1両の価格が2億
 6千万円ほどに、古い昭和33年の車両から入れ替えていく予定で、今年は
 1両導入し、2014年には2両の導入を計画しているとのことです。
平成27年
 までに3両、平成35年までには在籍30両のうち、半数を入替える予定とのこと。



    札幌市も路面電車全盛期には、右のような車両が走っていました。
   しかし、この車両では、連接車であることから車掌が必要で、時代の
   流れから、ワンマン化、1車輛運転が主流となり、姿を消しました。

    今では192万都市となり、郊外にどんどん人口が増えましたが、
   車社会、商業施設が街中より郊外へと延び、昭和46年の地下鉄開
   業を皮切りに東西南北から廃線になりました。





     そう思い描いてたところ、2008年に最先端のスイモが、現実に札幌を
   試験走行されました。

     この電車の特徴は、ビューゲルを下げ無給電走行するバッテリー搭載
   型電車で、回生(ブレーキ時モーターを発電機にする)した際に発生した
   電気を搭載した蓄電池に蓄えたり、給電地点である停留所、起終点で、
   高速
充電して、架線のないところを走行するものです。右画像は、実際、寒い
   期間にデータを観測している
ところです。


  車両詳細については、車両紹介のページ



過去の対策      札幌市の交通対策     


1.「パークアンドライド駐車場」をテーマに考えてみました。

 現在、地下鉄沿線の所々にパークアンドライド駐車場があるようですが、規模も小さく
一部の通勤者用という感じがします。諸外国のような大規模な駐車場がありません。
 また、地下鉄路線と大規模施設が位置的にづれていて、駅についてもバスに乗ったり、
歩いたり、他の商業設備と協力して、場所の確保が急務だと思います。



2.「都心へ手ぶらで買い物」をテーマに考えてみました。


 さっぽろの都心では、公共交通促進のため、駐停車禁止、駐輪禁止、進入禁止などの
制限を設けています。その反面、都心には、どんどん大型店の駐車場ができていて、休日
など駐車場空き待ちで渋滞だけではなく、交差点をふさぐ状態まで発展しています。
 逆に地域住民は街に行くのには時間がかかり、行きづらくなっています。土、日曜は郊外
へと考える人も多いと思います。
 そこで、公共交通利用促進面を考えるならば、都心や一定地域ごとに、お店、企業にも
協力して頂いて、商品購入金額によりポイントを付け、そのポイントによって、駐輪場代サ
ービス、ウィズユーカード交換、商品配送サービスなどを考えてはどうかと思います。
 また、車で来る理由というのは、商品を自宅に運ぶというのが、ひとつの目的なので、エ
コ促進を図る面からいっても、商品購入金額によってポイント制とし、そのポイントによって
商品配送の指定場所(停留所)への搬送サービスを行ったり、店から車へ商品を受け取り
が出来る一般搬入スペースやドライブスルーを設ける。また、ホテルみたいに駐車させる専
属の人を配置して、その場で自家用車を下車してもらい、待ち時間を減らすことによりアイド
リンクも減らす効果もあり、いいのではないでしょうか。
 これから、「行きやすい街、行きたい街、さっぽろ」も考えて、路面電車のあり方を考えた
いと思います。



3.「観光」をテーマに考えてみました。

 団体のお客さんを募るとか、旅行会社と提携して、中島公園通駅で降り、公園内を散策
してもらい、薄野で待っている電車に乗車してもらう。そのほか、大通バージョンも用意して
西15丁目駅で降りてもらい、大通りを散策、西4丁目で待っている電車に乗車するなど、
どうでしょうか、また、これをオプショナルツアーにしてもいいのではないでしょうか。



問題解決の解決策

 1 料金の改定 バスも地下鉄も初乗り料金200円で、市電もやっと170円から、200
   円となりました。(2017年)。
 
 2 
路線改革及び延伸する(札幌駅、苗穂駅、桑園駅への接続) 
   現在、ループ化になりましたが、地下鉄開通、車社会の関係で、最終的に西4丁目か
   らすすきのまで営業線が残ることになりましたが、延伸というよリ復活も検討され札幌
   駅、または東側のJR新苗穂駅まで復活し駅周辺のロータリー歩道橋、マンション、大
   型店、札幌ビール園、ファクトリーなどの観光施設へ行きやすくなります。逆に西側を
   考えると西15丁目あたりから桑園駅周辺に延伸して、札幌市立病院、札幌中央卸賣
   市場、札幌競馬場へのアクセスを検討することも良いと思います。これからのアクセス
   はスペースを取り、始発終点の停留所はドーム型で近郊施設にアクセスできるように
   検討していくべだと思います。
   
 3 貨物電車の走行 
     街で購入した大型商品を指定時間に指定電停に搬送する。例えば、クロネコヤ
     マトやウーバーイーツなどの運送業と提携する。
     京都の京福電車では、2011.5.18からヤマト運輸が電車を貸切にし、荷
     物のコンテナを積み、コンテナを降ろすと自転車とリヤカーで配達開始。まさ
     にエコで、日本初とのこと。連接車にして後車を荷物専用車として運行する。


 4 テレビ電車の走行 
   大型トラックのようにTVパネルを車両に取付、宣伝用の車両を作成し、広告料など
   収入源にする。