【路 線 の 歴 史】       


   大正7年に初めて走った電車は、営業キロ数5.3Kmで、全盛期の昭和27年頃には、営業キロ数23.2Kmで
  輸送人員も約27万8千人、保有車両数も154両でしたが、市周辺部の拡大発展による都心部人口ドーナツ化現象、
  モータリゼーション化と路面混雑の増大などがあり、また、地下鉄の各開通もあり、現在の西4丁目からすすきのの
  営業キロ8.456Kmとなりました。これらの路線変更の歴史を8つに分けてみました。

   @ 大正7年(営業キロ5.3Km)       A 昭和2年(営業キロ16.25Km)  

   B 昭和6年(営業キロ23.35Km)     C 昭和35年(営業キロ22.87Km)

   D 昭和41年(営業キロ24.95Km)    E 昭和46年(営業キロ17.93Km)  

   F 昭和47年(営業キロ14.24Km)    G 昭和49年(営業キロ8.47Km)

 G番以降では、電停名が次のように変更されました。
   中央区役所前→西11丁目       交通局前→教育委員会前→西15丁目
   教育大学前→中央図書館前      中央保健所前→山鼻9条 
   創生小学校前→資生館小学校前   以上の5カ所です。



   平成27年12月20日に西4丁目とすすきのがつながり、ループ化されました。さらに中間地点に狸小路という
  停留所も設置され、新たなに約400m延長されました。
  詳細については最初のページ

@ 大正7年(営業キロ5.3Km) 

   電車が走り始めたこの頃は、路線が3路線ありました。

    南1条線 : 南1条西14丁目〜南1条東2丁目まで

    停公線  : 北4条西4丁目札幌駅前〜中島公園まで

    南4条線 : 南4条西3丁目〜南4条東3丁目まで


現代図 T7


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A 昭和2年(営業キロ16.25Km)
   電車が走り初め10年、市営交通となった年です。これまでの路線変更
   大正8年 苗穂線開通(北3条西4丁目〜北3条東7丁目間)
      9年 南1条線延長(南1条東2丁目〜南1条東3丁目頓宮前間)
     10年 円山線開通(南1条西15丁目〜南1条西17丁目間)
     11年 苗穂線延長(北3条東7丁目〜苗穂駅前間)
     12年 山鼻線開通(南4条西4丁目〜南14条西7丁目行啓通り間)
          円山線延長(南1条西17丁目〜琴似街道間)
     13年 円山線延長(琴似街道〜円山公園間)
          南4条線から豊平線延長(南4条東3丁目〜大門通り間)
     14年 豊平線延長(大門通り〜平岸街道間)
          山鼻線延長(行啓通〜一中前間)
          南1条線延長(南1条東3丁目〜一条橋間)
   昭和2年 北5条線開通(北5条西4丁目〜北5条東20丁目間)
          鉄北線開通(北6条西5丁目〜北18条西5丁目間)
現代図 S2
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B 昭和6年(営業キロ23.35Km)

   電車が走り初め14年、前の年には市営バスが走りました。これまでの路線変更

   昭和4年 豊平線延長(平岸街道〜豊平駅間)
          桑園線開通(北5条西15丁目〜桑園駅間)
          西20丁目線開通(北5条西19丁目〜大通西20丁目間)
      6年 山鼻西線開通(南1条西14丁目〜南19条西15丁目間)と
                  (南19条西15丁目〜南16条西7丁目間)




現代図 S6



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C 昭和35年(営業キロ22.87Km)

   電車が走り初め43年、この年は電車すべてがボギー車となり、ディーゼル車も登場
   また、昭和33年には藻岩山ロープウェイも営業開始しました。これまでの路線変更

   昭和7年 鉄北連絡線開通(北4条西4丁目〜北5条西5丁目間)
      9年 苗穂線複線化
     11年 豊平線複線化
     23年 中島公園線撤去
     25,26年 山鼻西線一部複線化
     27年 鉄北線延長(北18条西5丁目〜北24条西5丁目間)
     34年 鉄北線延長(北24条西5丁目〜北27条西5丁目間)     
     35年 桑園線撤去


現代図 S35

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D 昭和41年(営業キロ24.95Km)

   電車が走り初め49年、この年は連接車「A830型」がローレル賞を受賞しました。
   これまでの路線変更

   昭和38年 鉄北線延長(北27条西5丁目〜麻生間)
      39年 鉄北線延長(麻生〜新琴似駅間)







現代図 S41





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E 昭和46年(営業キロ17.93Km)

   電車が走り初め54年、電車完全ワンマン化、地下鉄南北線の開通がありました。
   これまでの路線変更

   昭和46年 第1次営業路線廃止(10月)
           苗穂線、豊平線、北5条線一部、西20丁目線
           第2次営業路線廃止(12月)
           西4丁目線、鉄北線、北5条線一部
           残存路線を3系統に再編成し、次の路線に変更されました。






現代図 S46



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F 昭和47年(営業キロ14.24Km)

   電車が走り初め55年、ワンマン電車の乗降方式変更(中乗り前降り)になりました。

   昨年12月の地下鉄南北線開通に伴い、前の路線から地下鉄平行部分が廃止
   されました。









現代図 S47



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G 昭和49年(営業キロ8.47Km)

   電車が初め57年、現在の路線とほぼ同じとなり、現在は4カ所の電停名が変更
   されました。

     中央区役所前 →西11丁目
     交通局前   →西15丁目
     教育大学前  →中央図書館前 
     中央保健所前 →山鼻9条

現代図 S49

   2015年12月20日に西4丁目〜すすきの間をループ化にしました。
   西4丁目とすすきの間には、新たに狸小路停留所ができました。

現代図 H27

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