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4.フランス編
パリ 2015年3月訪問
ここでは、地下鉄、トラムと乗車回数が多いので、Ticket t+を(1回券10枚の回数券)
購入しました。買い物終了後、ホテルからトラムT2,T3の折返し停留所がある地下鉄の
Porte de Vincennes駅まで行きましたが、思った駅でなかったり、途中でみんな降り
てしまったり、トラムでは、チケット刻印機が故障していたのか、何回も入れて刻印し
ようとしていると、10代の男性に向こうにあるのを使えと教えてくれ、事なきを得たり
いろいろな体験をしました。自動券売機も停留所にありましたが、私は、地下鉄駅で
Ticket t+回数券を購入していたので、回数券を使用しました。また、降車駅にも自動
券売機はありましたが、刻印機は見当たらないので、車内で刻印すればいいと思います。
T1 開業年 1992年 営業キロ数 12.0km T2 開業年 1997年 営業キロ数 11.3km 保有車両数 98
T3 開業年 2006年 営業キロ数 7.9km T4 開業年 2006年 営業キロ数 7.9km 軌間 各1435mm
パリは、1930年代に1000kmを超える路線があったとのことですが、地下鉄やバス、車社会により、一度、全面的に
廃止されました。それから、約70年後の2006年12月、このパリでも公共交通の役目として街中を走りました。しかし、
交通公団としては3本目で、すでにT1、T2がパリ市の郊外を走っており、複雑な運営でした。そんな中、T3のみが、パリの
市内を走行する路線で、ブルヴァール・デ・マレショーというパリ市最南端の一般環状道路の上に敷設されています。南東
部にあたる13区中華街のポルト・ディヴリーから南西部にあたるガリリアーノ橋までを結びます。
1号線(T1)はサンドニとノワジー=ル=セック間を運行しています。さらにはじめ東側の始点はボビニー(メトロ5号線の北
部の終点)だったが、2003年12月にはノワジー=ル=セックまで延長されています。
2号線(T2)は、ラ・デファンスからイシー・レ・ムリノー(現在は、イッシー・バル・ド・セーヌ に改称)に至るパリ西部郊外の地
区を結ぶ路線を結びます。1997年にフランス国鉄が営業不振で国策により営業停止した路線を再開した。2009年11月にIss
y-Val de Seine-Porte de Versailles間が延伸され、メトロ12号線やトラム3号線(T3)との乗り換えが可能となりました。
4号線(T4)はフランス国鉄が運営する路線は、ライトレール・トラムトレインの形態を持ち、旧名コクティエ線Ligne des
Coqu
etiersと呼ばれる利用客が少ない路線を2003年12月に一旦廃線し、30ヶ月の工事期間を経てトラムとして路線や駅舎を新装
させました。RER-E線のボンディ駅とRER-B線で空港に近いオルネ=スー=ボワ駅を結びました。
使用車両 アルストムCitadis 402 デザイン、内部仕様を変更
2006年 全長 45m 幅 2.65m 高さ 2.17m 編成 21
2012年 全長43.7m 幅 2.65m 高さ 2.17m 編成 25
パリのトラムT3号線(Pont du GariglianoとPorte d'Ivry間)で実験が行われるSTEEMは、フランス環境エネルギー省(ADEME)が
出資する地上交通に関した技術革新の実験研究プログラム(PREDIT)の一環だそうです
具体的には、車両の屋根上に15キロのキャパシタ(蓄電池)を48基搭載し、停留所ではビューゲルを上げて急速充電を行い、
停留所間ではビューゲルを下げて走行します。実際、営業運転を行いながら実証しようとしています。このシステムでは、30%の
エネルギー節約になるそうです。
写真 左からT1 T3 T2とT4
トゥール (Tours) 開業年 2013年8月
営業キロ数 14.8km 路線 1路線 停留所 29 軌間 1435mm 保有車両数 21
今回、この都市を取上げたのは、余りにも札幌の新型路面電車A1201形に似ているということで、
取上げてみました。フランスで27番目、64年ぶりの復活路面電車復活、札幌の新車両導入、3か月
後に新システム採用トラムを運行開始しました。まず、瞬間に見ると札幌の電車!? あまりにも似
ているデザイン、しかし、トゥールの車両は新システムを採用しており、約1.8km(中央駅とショアズー
ル間)を架線レスにして、地表の集電用レールから集電するシステム「APS」(ボルドーなどでも採用)
を使用しています。これにより、景観配慮、、地上部危険回避、安全確保をおこなっています。
アルストム社の資料によると、線路中央に設置された集電用レールは全長8mの通電区間と3mの
絶縁区間が交互に並べ、通電区間を22mを1ブロックとし、この1ブロックごとに埋設されている電源
装置にトラムから信号を送り、その区間のみが給電されます。車両側には、中間車体に集電装置を
2つ搭載しています。
フランスのアルストム社製の低床電車「シタディス」、札幌の新車両はアルナ工機です。つながりは
ないと思いますが…
車両は仏アルストム社製の低床電車「シタディス」を21編成導入。 7車体連接 全長43m 幅2.4m
乗車人員280人の車両を採用
札幌でも、2,015年に西4丁目とすすきのを接続、ループ化する予定ですが、蓄電池積込車両の運転
実証済みで、架線を張らない方法も検討したのですが、現在、対応、車両がないのが現状です…
前回の車両 ハイトラムやスイモなど、 (ホーム)を買取できなかったのでしょうか…
グルノーブル 開業年 1987年 営業キロ数 35km 路線 4路線 停留所 74 軌間 1435mm 保有車両数 103
フランスは早くにトラムの技術を失った国と言っても良く、戦前の
1930年代には、14系統の地下鉄が開業したこともあり、早くもパリ
を始めトラムが全廃されました。他の都市でも車両の改善はあま
り進まず、小型の単車が走っていました。
80年代前半に入り、ドイツでさえなかった全低床車のノンステップ
トラムを数十年、トラムを全く作ってないフランスが国産で導入する
までになりました。そして、1987年フランスで2番目に、このグルノー
ブルの新トラムが開業し、都心にトラムを導入することと、自動車規
制をかけて歩行者とトラムだけの優先空間トランジットモールを作り
ました。また、トラムの導入に併せてバス路線の改編を行い、トラム
とバスとの結節を重視、公共交通のネットワークを強化し、都心の自
動車規制やパークアンドライド駐車場の推進などを行いました。
導入されたトラムは全長33m、中間に短い台車ユニットを配した3連接構造で、中間のモーターのない台車に車軸なし構造を取り入れ、前の客
ドアから後ろの客ドアまでの、車内の65%が段差なしで乗り降りできるようになりました。ドアとドアに配置された座席は入り口と同じ低床部分であ
り、ここに座れば街を行く人と同じ目線で窓を眺めることになります。
まず、車体の前後につけられたモーターの付いた動力台車は、車軸なしにするのが当時の技術水準では難しかったので、通常のボギー台車を
採用して解決しました。これにより、車両前後に一部、一段高い場所ができてしまいますが、通常のボギー台車にすることにより、所定の性能確保
とメンテナンスの安定性を確保のため仕方ありませんでした。
このトラムの動力部分の車体構造は、トラムというよりは地下鉄の構造に近く、心臓部には手慣れた技術を使って信頼性を確保していることがわ
かります。床が低くなった分床下の機器を置くスペースがなくなったため、車高を上げて屋根の上に機器を移すことで対応しました。.
車両 シタディス(Citadis)402 製造年 2005年 35編成 2009年 14編成 全長 43m 幅2.4m 7車体100%低床
ストラスブール 開業年 1994年 営業キロ数 55.5km 路線 6路線 停留所 69 軌間 1435mm 保有車両数 53
1878年に馬車軌道が開業、全盛期の1930年には234kmの路線網を形成しました。
しかし、その後、第二次世界大戦、しかしながら第二次世界大戦、1950年代の車社会
に押され、1960年にはトラムを廃止することになりました。しかし、他都市同様、自動車
公害のため、1985年には一旦新交通システムのVALの導入が検討されましたが、費用
対効果に市民運動による疑問の声が出され、1989年にVALか路面電車かを争点とする
市長選挙が行われ、社会党のカトリーヌ・トロットマンが当選、1990年代に新しいトラム
網を構築することとなりました。都市改造計画は1992年に、都心部を迂回する環状道路
の完成を契機として進められ、都心を南北に貫く縦貫道路を遮断し、大幅な交通体系の
刷新を行った他、都心部をトランジットモールなど歩行者専用に戻すことも目指されまし
た。都心部などの主要道路の車は排除され、郊外ではパークアンドライド方式駐車場と
なりました。1994年には最初の路線であるA系統が開業しました。2012年11月には、6系
統(右路線図、下記に距離)の路線網となっています。トラム導入には、都市改造計画も
盛り越られていたため、都心の歩行者専用ゾーンや停留所設備の整備と一体化した景
観整備なども行い、トラム導入を軸とした都心再開発を行いました。
AとD系統は1994年にBとC系統は2000年にE系統は2007年にそれぞれ開業しています。
Line A: (12.5 km) 停留所 22(13) トラムA:ストラスブールLixenbuhlからHautepierre
マイヨンへ
Line B: (14.9 km) 停留所 27(12) トラムB:ホエンハイム駅からリンゴルスTiergaertel
Line C: ( 8.1 km) 停留所 17(11) トラムC:NeuhofのR・ロイスから中央駅へ
Line D: ( 5.6 km) 停留所 11(10) トラムD:ロトンドからアリスティドブリアンへ
Line E: (10.6 km) 停留所 20(17) トラムE:Robertsau BoecklinからBaggerseeへ
Line F: ( 5.6 km) 停留所 13(12) トラムF:イタリーランデからElsauへ
合計 110(75) ()内は他路線と併用停留所
車両はアセア・ブラウン・ボベリ(その後ボンバルディア・トランスポーテーション)の「ユーロ
トラム」の5車体連接車と7車体連接車が1次目に、2次目にアルストム社製シタディス(Citadis)
の7車体連接車が使用されました。車両は、1994年の4路線営業時は26編成、1998年に10編
成、2000年のB、C系統の開業時には17編成を追加しています。
Eurotram 1000系
最初の導入した車両(ユートラム イギリス製造 写真左)
7連接車 全長 33.1m 幅 2.44m 高さ 3.1m 乗車人員 275(66席)人 地上高さ 35cm
最高速度 60km/h モーター数 12 出力 324kw
9連接車 全長 43.0m 幅 2.44m 高さ 3.1m 乗車人員 370(92席)人 地上高さ 35cm
最高速度 65km/h モーター数 16 出力 416kw
Citadis 2000系電車
2次目に投入した(国産のアルストム製Citadis 写真右)
9連接車 全長 45.0m 幅 2.4m 乗車人員 370(92席)人
予想以上の乗客が乗降し、時間帯によっては7連接車ですと積み残しが発生する状況もあり、また
一度の乗客人数が多く、圧力でプラグドアの不具合が発生するなど、開業時から活躍する第1次車
などもかなりガタがきているものも少なくありませんでした。9連接車は数が限られていることもあり、
A線といえども全部を9連接車で賄うことが出来ない状況で、2000系Citadisの登場は、Eurotramの
運用にも変化を与えました。2000系はすべて45mのロングボディーとし、また混雑対策を施した車両
なので、混雑の激しいA線にはCitadisを集中投入し、捻出した1000系Eurotramを延伸区間用の車両
に充当することになりました。
2006年延伸時から国産のアルストム製Citadisになりました。7連接40m級の長いトラムです。両開き
ドアとなり、混雑に対する処理能力が向上しました。線路条件の厳しいストラスブール向けに、連接機
構を特別用としたCitadis 403型を採用しています。
・ マルセイユ 開業年 2007年 営業キロ数 12.6km 路線 2路線 停留所 27 軌間 1435mm 保有車両数 26
ボンバルディア Flexity Outlook
マルセイユも路面電車がありましたが、1977年、パリに次ぐフランス二番目の地下鉄開業及び、戦後の車社会を国策とした
ために、路面電車が衰退・停滞していきました。1970年代に入り、車の渋滞が続きトラムを整備することになりました。しかし、
財源をどうするかという問題で、使用されたのが地下鉄整備用に創設した交通負担金制度が、後にトラム(LRT)整備の財源と
して活用されることになりました。当時、フランス全体で地下鉄整備が進められており、路面電車を残した
都市は3つのうちの1つでした。68系統のたった1本のみの路面電車が市内のノワイユ駅の地下ホームから道路上を走ってサ
ンピエールまで3kmほどの路線でした。他都市のサンテティエンヌは10km近い路線、リールは22kmもの都市間路線を持ってい
たことと比較すると、マルセイユの路面電車は実にささやかな存在でした。地下鉄が順調に伸びる中、PCCカーが2両でのんび
り道路上を走るだけの小さな路線でした。
トラムの復興のため、2004年1月8日、トラム68系統は一度、休止。2007年6月、新しいトラムとしてT2系統として生れ変りまし
た。この際、旧68系統の末端部が、新しいトラムの一部となって、暫定的にT2系統の電車が同区間を走りました。2007年11月
に起点のノワイユ駅の地下トンネルを除く区間の区間のリニューアル工事が完了、延伸区間と合わせてT1系統となりました。
2008年9月、ノワイユ駅付近の工事が完了し、旧68系統の全区間がT1系統として生まれ変わりました。マルセイユのトラムは、
68系統を改良し延伸したT1系統と、全線新線のT2系統の2系統で運行されています。
車両は、ボンバルディア製 Flexity Outlookを導入しました(100%低床車、ヨットのようなデザイン)。
この車両は、5関節のセクションで構成され、全長32.5m、幅2.4mです。26編成が製造されました。外装は船の船体に似てお
り、運転室は弓に似ている他、前照灯の点灯円はトラムの運行されている路線の色が表示されます。トラムの内部では、床、
壁、天井を青に着色され、座席、窓付近は木で作られています。
右路線図の緑と黄色がトラムの運行される部分で、
他の色は地下鉄が運行されます。
・ ボルドー 開業年 2007年 営業キロ数 43.9km 路線 3路線 停留所 93 軌間 1435mm 保有車両数 74
フランス ボルドーでも地下鉄建設が優先されていましたが、他都市同様、建設経費、環境面から
1990年代に路面電車(トラム)に変更されました。その際ガロンヌ川左岸の歴史地区(2007年「月の
港ボルドー」として世界遺産指定)の景観を守るため架線のないイノレール式APSが採用され、2003
年12月に運行開始しました。また、特に景観への配慮の必要な歴史地区やガロンヌ川の橋上などで
APS方式が使用され架線がありません。ですが、郊外では架線集電となっています。路線すべてが
架線がないわけではなく、景観上、安全上なのか、右下路線の図の赤い部分のみとなっています。
APSシステムの設置には通常の架線に比べおよそ3倍の費用が必要になりますが、建設費全体で
はAPS採用しました。この給電方法はレールの中央に+線一本を引き、8mの長さの通電部分と3m
の長さの絶縁部分を交互に配置していきます。2つの通電部分を1つのブロックとして、給電装置が
設置されます。そして電車から給電装置に信号を送り、通過時のみ通過ブロックに通電する仕組みに
なっています。電車の床から伸びたコレクターシュー(集電靴)もボタン一つで格納や出したり、ビュー
ゲルと一緒に動作します。トラムの長さ(台車数)を通電箱は確認して該当する部分に送電します。
逆にデメリットもあり、集電場所が地面であることから感電の危険があるので、走行する電車を
地面の感知器で確認しながら、一定間隔で集電場所も電車と動くというもので、走行場所によっては
通常の架線を使用した路線部分もあり、全線という分けにいかないようです。しかし、工事費は3倍
になることもあり、今後の課題もあるようです。
APS区間
A線 B線 C線
Mérignac Centre Claveau Les Aubiers
3軌条方式↓ 架空方式↓ 架空方式↓
Lycée de Mérignac Brandenburg Place Ravezies - le bouscat
架空方式↓ 架空方式↓ 架空方式↓
Quatre Chemins New York Grand Parc
3軌条方式↓ 架空方式↓ 架空方式↓
Pierre Mendès-France Rue Achard Émile Counord
架空方式↓ 架空方式↓ 架空方式↓
Alfred de Vigny Bassins à Flot Bassins à Flot
架空方式↓ 架空方式↓ 架空方式↓
Fontaine d'Arlac Les Hangars Place Paul Doumer
架空方式↓ 架空方式↓ 3軌条方式↓
Peychotte Cours du Médoc Jardin Public
架空方式↓ 架空方式↓ 3軌条方式↓
François Mitterrand Chartrons Quinconces
架空方式↓ 架空方式↓ 3軌条方式↓
St-Augustin CAPS(Musée d'Art Contemporain) Place de la Bourse
架空方式↓ 3軌条方式↓ 3軌条方式↓
Hôpital Pellegrin Quinconces Porte de Bourgogne
3軌条方式↓ 3軌条方式↓ 架空方式↓
Stade Chaban-Delmas Grand Théâtre Saint-Michel
3軌条方式↓ 3軌条方式↓ 架空方式↓
Gaviniès Gambetta Sainte-Croix
架空方式↓ 3軌条方式↓ 架空方式↓
Hôtel de Police Hôtel de Ville Tauzia
架空方式↓ 3軌条方式↓ 架空方式↓
St-Bruno-Hôtel de Région Musée d' Aquitaine Gare Saint-Jean
架空方式↓ 3軌条方式↓ 架空方式↓
Mériadeck Victoire Belcier
架空方式↓ 3軌条方式↓ 架空方式↓
Plais de Justice Saint-Nicolas Carle Vernet
3軌条方式↓ 3軌条方式↓ 架空方式↓
Hôtel de Ville Bergonié Terres Neuves
3軌条方式↓ 3軌条方式↓
Ste-Cotherine Barrière St-Genès
3軌条方式↓ 3軌条方式↓
Place du Palais Roustaing
3軌条方式↓ 3軌条方式↓
Porte de Bourgogne Forum
3軌条方式↓ 3軌条方式↓ B線続き
Stalingrad Peixotto
架空方式↓ ↳→→→→→→ 架空方式↓
Jordin Botanique Béthanie
架空方式↓ 架空方式↓
Thiers Benauge Arts et Métiers
架空方式↓ 架空方式↓
Galin François Bordes
架空方式↓ 架空方式↓
Jean Jaures Doyen Brus
架空方式↓ 架空方式↓
Cenon Gare Montaigne Montesquieu
架空方式↓ 架空方式↓
Carnot Mairie de Cenon UNITEC
架空方式↓ 架空方式↓
Buttinière(南北分岐点)→→→↴ Saige
架空方式↓ 架空方式↓ 架空方式↓
Iris(南側) Palmer(北側) Bougnard
架空方式↓ 架空方式↓ 架空方式↓
Gravière Pelletan Camponac Médiathèque
3軌条方式↓ 3軌条方式↓ 架空方式↓
Bois Fleuri La Morlette Pessac Centre
架空方式↓ 架空方式↓
Lauriers Jean Zay
架空方式↓ 架空方式↓
Mairie de Lormont La Marègue
架空方式↓ 架空方式↓
Carriet Floirac Dravemont
架空方式↓
La Gardette Bassens Carbon Blanc
車両はアルストムのシタディス(Citadis)をAPS対応にしたものが用いられました。
・モンベリエ 開業年 2000年 営業キロ数 63km 路線 4路線 停留所 84 軌間 1435mm
車両 n.a.(Citadis 302形、Citadis 401形 402形が在籍)
この都市も車社会の抱える問題を解決する対策の一環として登場したものが、LRTでした。
ストラスブールの成功をうけてトラムを導入した都市で、2000年6月に開業
ストラスブールの成功をうけてトラムを導入した都市で、2000年7月誕生、当初、営業キロ数15.7
km、Mossonとオドッシウム間を結ぶものでした。
沿線には、学部病院、コメディ広場などのBoutonnetダウンタウン、ミレニアムなどがあり、平均
商業速度で 20キロ/時で走行していました。 2006年には2号線19.8kmが開通し、営業キロ
数が国内1番となりました。また、2号線は、広告車両でもないのに花柄デザインで、停留所など
にもこだわっています。
1号線 Mossonオドッシウム : 2000年7月誕生、営業キロ数15.7キロ、Mossonとオドッシウム間を結ぶ。
2号線 サン·ジャン·ド·ヴェーダセンターJacou : 営業キロ数17.5キロで中断、 停留所28のうち、4つの
停留所が他の路線と共用となっています。(サン·ジャン·ド·ヴェーダJacouを、モンペリエ、カステル
·ル·レズザ·CRES経由)
3号線 ラテ、ペロルや近隣プチバード、アーチ、ペリエへ : 長い17.2キロ、それが持つ27のステーションを、他の
他の3トラム路線と乗継を可能にしています。これは、新しいホテルドヴィル、オテルデュ的改革、
モンペリエサンロック駅や、リセジャン·モネ、エコール高等デ·コマース、などの多くの学校へのより
大きなアクセスを住民に提供しています。また、
4号線 ダウンタウンとアルバートIへ : 営業キロ数8.5キロ、停留所17のうち10カ所を提供することで、町
の中心部との間をアクセス、モンペリエや自治体の他の領域を提供し、他の市役所、モンペリエサ
ンロック駅と町の他の設備、アゴラ·デ·ラ·舞踏、コルム、中央メディア凝集エミール·ゾラ、オリンピック
プールアンティゴネ、またはメディア凝集ガルシア·ロルカが沿線にあります。
車両は、開業時はCitadis 301形(3連接30m)を使用したのに、乗客増から増備車は5連接40mのCitadis
401形となり、既存の車両も5連接使用に改造されました。
全 長 幅 高 さ 乗車人員 最高速度
Citadis 301 29.826m 2.65m 3.27m 204(58席)人 70km/h
401 40.969m 2.65m 3.27m 289(76席)人 70km/h
左から1号線(つばめ) 2号線(花柄) 3号線(サンゴ) 4号線(太陽と星)のデザイン
・ リヨン 開業年 2001年1月 営業キロ数 系統4 :48.9km(停留所78) 系統6 :66.3km(停留所106)
軌間 1435mm 車両数 73編成 Citadis 302
リヨンでは1837年、「リヨン乗合馬車会社」(CLO、Compagnie Lyonnaise des Omnibus)の発足で始まり
ました。そのうち、乗合馬車から馬車軌道(路面馬車)の建設を企画され、39.6kmまで延長されました。
しかし、1863年頃からサオーヌ川で運航する蒸気船が公共交通機関として登場し、乗合馬車との競争が
激化。1879年6月にリヨン乗合馬車会社(CLO)は解散しました。代わってリヨン市の主導の下「リヨンバス
・トラム会社」(OTL)が路線網を引き継ぎ、馬車軌道の建設に着手し、2年後の1881年までに、10路線・
43.6キロを整備し2階建て車両も76両導入されました。
しかし、10路線を運行するためには多数の馬が必要となり、この馬の飼育が会社にとって大きな負担と
なり、1893年、初めて路面電車が登場、1922年には33路線・386キロにまで拡大、約400両の車両までに
増えました。その後、民間のバス会社が走り始め、OTLはトロリーバスを導入することで対抗し、1941年
には路線網の所有権がリヨン市とローヌ県に移り、OTLは行政から経営委託を受ける形となりました。
その後、1950年代、リヨンの公共交通はトロリーバスの全盛期を迎え、車社会、競争のあおりを受けた
路面電車は、主役の座を徐々にバスに転換されていきました。そして1957年7月、最後の路線が廃止、
リヨンから路面電車が消えました。
2001年1月に廃止されていたトラムが復活、T1号線、T2号線の2路線18.7キロが開通。それと同時に
バス路線がいくつか整理・統合されました。このトラム路線は、既存の大通りを片側通行、車線を閉鎖し
た上、新たに専用軌道を設けた新LRTタイプで、一般的な路面電車とは異なり、自動車の渋滞や信号
に影響されにくいように考えられています。
T1号線 - モンロシェ駅を始発とし、ペラーシュ駅、パールデュー駅を経由してラ・ドゥワに至り、モンロシェ
から更に南へ、コンフリュオン博物館までの1駅区間を延伸
2014年2月、T1はトラムは7分で駅とMontrochet地下鉄Debourgの間に結んでいjます。2.3キロの
新しい路線は新しい橋レイモンドバレとソフトモードでジェルラン、Confluenceの地区を結びます。.
T2号線 - ペラーシュ駅を始発とし、ジャン・マセ、グランジュ・ブランシュを経てリヨン東郊のサン・プリエスト
・ベル・エールへ至ります。
T3号線 - 旧リヨン東鉄道(LEA)の線路跡を利用したパール・デュー駅東口 - メイジュー産業地区間が20
06年12月に開業
T4号線 - ジェット・ドォー・プラス・ピエール・マンデス・フランス ‐ マンゲット間が2009年4月に開業。2013年
9月にDouaキャンパスに拡張パートデューの活動の中心を通って2大学の中心間の直接しました。
2013年9月、ガールドゥラパールデューを通じてDouaキャンパスに接続し、フェザンVENISSIEUXへ。
この新しいラインは、北>南凝集16kmを延伸しました。
T5号線-市内中心部やブロンビジネスパークオークを通じて、グランジブランシュユーロエキスポを接続、
2012年11月に開通しました。
車 両 Citadis 302形 全長 32.4m 幅 2.4m 高さ 2.17m
2000年47導入 2006年10導入 2009年13導入 2010年3導入
リヨン空港線 開業年 2010年 営業キロ数 23km (内14.6kmは、T3と併用) 車両 6編成
軌間 1435mm 車両 スタドラー製 トラムトレイン
リヨンは地下鉄4系統のうちゴムタイヤ式が3系統あり、トラム、ケーブルカー2系統、トロリーバスと
多数の都市交通があります。西部の丘陵地へ向かう2路線のケーブルカーでメトロの一部の扱いを受
けます。
また、フランスで3つしかない上、最大級の路線網を持ち、8系統の路線があります。リヨンの空の玄
関口が市東部のサンテグジュペリ空港で、市内までのアクセスはバスのみという状況でした。そこへ市
東部に延びるトラム3号線と供用するように、空港までの路線が開通しました。
パールデュー駅からMeyzieu Z.I.駅までの間は、T3号線と線路を共有、ローヌエクスプレスはVaulx-
en-Velin - La Soie駅以外の停留所を通過します。経営会社が別にあり、また、トラムとの共用区間に
あるVaulx-en-Velin - La Soieとパールデュー駅との間だけの乗車はできません。ここは、経営会社が
違うためと考えるといいと思います。車両はスイススタドラー社製のTango形車両を使用。27m三連接車
体で、高速運転に対応します。
車 両 スタドラー製トラムトレイン 製造2010年 全長27m 幅2.55m 乗車人員 255(66席)人
・ ルマン 開業年 2007年 営業キロ数 15.4km 停留所30 系統2
軌間 1435mm 車両数 26編成 Citadis 302
この都市も1940年代まで、路面電車は走っていましたが、
これもまた、時代の流れだったのでしょうか…
2007年に開通した2系統も他の都市と同様、車などの諸
問題を解決するために、郊外に5000台以上の駐車場を整
備しパークアンドライド方式を採用し運営しています。
路線は市北部のル・マン大学のキャンパスを横断し、都心
からル・マン駅をとおり、市南部で2つに分かれます。南部に
はル・マンのサーキットまで路線は伸びており、レースの観客
輸送時に活躍しています。サーキット場は都心の南にあり、
ブガッティ サーキット Bugatti Circuit Le Mans ・トラム最寄り
駅:終点Terminus Antarès駅 サーキット東側グリーンガレージ
まで徒歩約20分です。
また、車両の中には泡だて器の先の部分がさかさまに天井
から付いた状態で、つり革の役目を果たしており、ユニークな
ものがありました。
全長 32m 幅 2.4m Citadis 302
・ニース 開業年 2007年 営業キロ数 9.15km 停留所22 系統1 軌間 1435mm
車両数 28編成 Citadis 302軌間
最初にトラムが運行されたのは1900年、電化は1910年にされており、それから他都市同様に路線延長を拡大していきました。
1920年代に入り11路線もある大規模なネットワークになりましたが、車社会の波、他の公共交通に変更され、トラムは徐々に
衰退してゆき、1953年1月に全廃止となりました。しかし、街中も交通渋滞などから都市交通の見直しが問題になり、1998年に
トラムを再び建設する企画が持ち上がりました。2003年に軌道の建設が開始され、ニース市内中心部の北部と東部地区を結ぶ
路線を2007年11月に運行開始。
ここのLRTの特徴は、他都市にでもありますが、郊外に大きな駐車場を設けて、パークアンドライド方式を採用したことと、短い
距離ですが、無電化区間を作り、そこの間をバッテリーで走行するというものです。札幌でも試験走行されましたが、ハイブリット
車の一つかもしれません。
車両はアルストム社のシタディス302(Citadis 302)。車両はニース専用の車体となっており、ニースの建築に合うような形・色合
いとなっています。普段はトラムは5連で走っていますが、中間車を増結する事も可能です。また、マセナ広場とガリバルディ広場
では景観に配慮して架線がないため、トラムに登載されているニッケル・水素充電池で駆動します。
路線の青線の部分が架線がなく、バッテリーで運行される部分です。
その他、フランスで路面電車を運行している都市 2014年3月調べ
都 市 営業距離 開業 軌間
・ アンジェ 12.0km 2011年 軌間 1435mm
・ ヴァランシェンヌ 18.3km 2006年 軌間 1435mm
・ カーン 22.0km 2002年 軌間 ゴムタイヤ
・ クレルモンフェラン 14.2km 2006年 軌間 ゴムタイヤ
・ サンテティエンヌ 11.9km 1881年 軌間 1000mm
・ オルレアン 29.3km 2000年 軌間 1435mm
・ ナンシー 11.1km 2000年 軌間 ゴムタイヤ
・ ミュルーズ 31.2km 2006年 軌間 1435mm
・ ナント 43.0km 1985年 軌間 1435mm
・ ミュールーズ 31.2km 2006年 軌間 1435mm
・ リール 22.4km 1874年 軌間 1000mm
・ ルーアン 15.1km 1994年 軌間 1435mm
・ ランス 11.2km 2011年 軌間 1435mm
・ トゥールーズ 10.9km 2010年 軌間 1435mm
・ バランシェンヌ 18.3km 2006年 軌間 1435mm