【 路 面 電 車 の 路 線】


      停留場の西4丁目方向、すすきの方向の写真及び
   停留所間の距離、施設、見どころを紹介しています。


    
   
※ 電停名をクリックするとその電停の情報が見られます。また、電停のサイトでは▼をクリックして他の電停を見られます。



  平成27年12月20日、路線ループ化となりました。西4丁目から駅前を
 通り、新しく狸小路停留所ができ、すすきのへとつながりました。

  
右の路線図の電停をクリックすると、停留所の写真と詳細を表示します。
 写真は時間がたっていますが、ご了承ください。



  H24.3.29に資生館小学校前の停留所に(西創成)が
 追加されました。
資生館小学校前は、以前、創成小学校前
 という名称だったこと、また、西側は、商人の町として、明治
 時代以降発展していたこと、西創成の町内会15団体の要望
 もあったことから、実現されました。

  


 道路事情の変化や地下鉄開通で、しだいに路線を縮小し、昭和49年
 5月には、現在の1系統しかなくなりました。 一時は、全面廃止を考え
 ていましたが、市民の熱望によって昭和60年には、23年ぶりの新型
 車両導入や停留所の改修、変電設備の最新、接近表示灯の新設、
 また、すすきのから創成小学校までのセンターポール化、全停留所の
 上屋設置と ロードヒーティング化、上屋については、その街の個性や
 景観 から次の4つに分け、その地域にあったカラーで個性を持たせ、
 市電がより地域に密着し利用者に愛されるよう努めています。







     路線の架線支持方


         
  
  現在の路線の約8.8Kmのうち、ほとんどが左上図のような側柱方式です。電柱から支線を張り、そこへ
 架線支持具で架線を支えます。また、平成6年には、創成小学校前からすすきの間の386mは右図のよう
 にセンターポール方式により、電柱の撤去による歩道の安全性、街の景観を考えました。それから、センタ
 ーポールの頂部は、開道50周年記念博覧会の記念塔をイメージした歴史性のあるデザインとしました。

  そして、2015年12月20日より西4丁目からすすきの間の400mを開通することでループになりました。そ
 の間は、下図のようなサイドリザベーション方式を採用しました。メリットは、道路の真ん中にあった電停が、
 歩道側にできることで、直接、歩道から乗降でき、危険性が軽減されます。ただ、路線の沿線に車を停車で
 きなくなるため、トラックなどの荷捌きやタクシー、一般車の駐停車禁止にしなければなりません。さらに路面
 電車と車の間を自転車が走る形になり危険性が新たにできます。この通りに規制を考えるか、他の道路を
 通行させるとか規則、習慣を作り、緩和対策として、休日、時間的により車の進入を禁止をして、歩行者天
 国にして電車だけを通す方法など、手を考えるべきでしょう。


  また、下図の左側で 通常の側中間に支線を張る方法より、下図の右側のような側柱にポールを出して
 集電させる方(右側)になったのは、道路幅が長い(両側6車線及び、中央分離帯)ため、架線の高さの調整
 が難しいことやスパン線があると、線が切れたり、夏冬の気温差による伸縮などで高さ調整などの心配がな
 くなるなどの、メンテナンス的にもいいと思います。


 
 

 
  最近、路面電車の沿線を車で走行していると、創成小学校前から
 山鼻9条まで今までのコンクリート柱から2回りほど大きい緑色の鋼管
 柱に変わっていたり、400本の旧電柱の間に建てられ、右側の写真で
 いえば、上から街路灯、電車の送電線、架線の支持線、信号、住所表
 記、交通標識など、すべてを支持している緑の電柱を見かけます。
 私の頃は、一番大きい北電中に集約させる事を札幌市土木部で申請
 許可を出すときにお願いしていましたが、確かに送電線の北海道電力
 送電線、支持線の札幌市交通局、4.5mにはNTT線、信号は道警、
 住所表記は札幌市区土木部、これらを1つの電柱にまとめ、管理する
 となると大変です。


  左側の電柱は、昔、私が腰道具を付け登り作業をしたり、緊急工作
 車を横付けして架台を5mほど上げて作業をしました。
 
  なぜ、右側のような電柱ができたか、土木部にいた際、電線の地中
 化計画があり、電力線、通信線を地中に埋めて、事故、景観をよくす
 る事業が、都心から始まっていました。そこで、電力線のコンクリート
 柱がなくなったため、右の信号、標識、街路灯、架線支持する電柱を
 建てることになったと思います。場所により、電柱の間隔が長すぎたり
 カーブにより張力がかかるなど、古い電柱も残っているようですが、こ
 れからどんどん増えることでしょう。

 
  路面電車もバッテリー方式で停留所で充電して走行すれば、この送
 電線、支持線は必要なくなると思います。






  私が、土木センターに在籍している際、無電線化による地上電力BOXに
 車が衝突し、BOXが7,8m飛ばされ電線も各電線ケーブルもBOXに付いた
 状態で飛び出ていて、どう修理するのか、しばらく見ていました。一定間隔
 で地上機器があり、ごみ捨て場や違法自転車置き場の壁になるほかに雪
 に隠れ、除雪の障害にもデメリットも あります。